ジェンダーに悩む
『ジェンダー』、誰しも聞いたことがある言葉だと思います。
意味は、「性」特に、社会的・文化的な性を意味して使われます。
生物学的な「男」と「女」という性とは区別して使われています。
LGBTをジェンダーの側面から分析するのは非常に難解なものです。
しかし、LGBTの当事者にとって、男としてどうあるべきか?とか女としてどう生きるべきか?といったジェンダーに関する悩みはとても大きいものがあります。
そもそもジェンダーを意識すること自体が良くないと考える人も居ます。
どの考え方が正解だというわけではありませんが、だからこそ深く悩んでしまうLGBTの方がおられます。
例えば、A君(結婚適齢期のゲイ)は一人っ子で、家系的には本家筋です。
A君の家族はA君に早く結婚して欲しいと、せっせとお見合い話をもってくるし、早く跡継ぎをというプレッシャーを常にかけてきます。
家族想いで親孝行なA君にとっては、親を悲しませまいとカミングアウトもできず、かといって結婚することもできずに悩んでいます。
また、B子さん(結婚適齢期のビアン)は、両親から孫の顔が見たいと毎日のように言われ、こちらもまた、お見合い話が次々の持ち込まれています。
B子さんは両親にカミングアウトをしましたが、両親は「結婚すれば治る!」と言って取り合ってくれません。
このままでは強制的に結婚させられそうで怖いとさえ感じているそうです。
そもそも、ゲイやレズビアンであることは病気ではありません。ですから、B子さんのご両親の認識は間違っています。
レインボーサポートネットにも、特に思春期の若い世代の方々から、同性愛は病気なのでしょうか?という悩みの相談が寄せられることがあります。
男性はこうあるべき、女性はこうするべきという社会的にありがちな観点でのジェンダーは、時としてLGBTの人々を悩ませます。
しかし特筆すべきは、例えば、ゲイの男性でも、容姿や仕草が女性っぽい人もいれば、逞しく男らしい容姿や言動の人もいます。レズビアンでも同様です。
同性愛とジェンダーは、全く別の観点から考えることもできるのです。
おそらく、図に書いたほうがよくわかるような分類の世界になってしまうと思いますが、そうこうしているうちに、分類することすら無意味に感じることもあります。
男女共同参画社会が発展していくことは、男尊女卑のような性差による差別意識を無くしていくことが大きな目的でもあります。
それはLGBTに対する偏見や間違った理解を正すきっかけの一つにもなるのではないかと思うのです。
「人」として「人」を愛すということ、「人」としての役割、愛情ある個人主義が偏った分類や偏見を無くしていく大前提だと思います。
※日本国憲法第13条※
「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他国政の上で、最大の尊重を必要とする」
【悩みをどこに相談してよいかわからないという方は、まずはレインボーサポートネットまで⇒http://rainbow-support.net/】
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