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2009年1月の記事

2009年1月26日 (月)

アルファブロガー・アワード2008

この虹色事件簿の兄弟ブログ「レインボーノート」の『友情結婚』の記事が、アルファブロガー・アワード2008ブログ記事大賞の中間発表にノミネートされました。

2008年のブログ記事のうち、関心の高かった「記事」について投票する方式だそうなので、『友情結婚』という記事がノミネートされたということは、それだけ友情結婚への関心が高いという事の裏返しだと思います。

LGBTという限定的な世界の、さらに友情結婚という特殊な部分について、社会の関心が高いということは一体どういうことでしょうか?

もちろん、LGBT当事者で友情結婚を真剣に考えていたり、実際に友情結婚をしている人が関心を持ってブログを読んで下さったということもあるでしょう。

しかし、友情結婚という事を全く知らない人が友情結婚の記事を読んで、何かを考えるきっかけになったのかもしれません。

今の世の中、必ずしも結婚しないといけないというものでもありません。

一生独身というライフスタイルも否定されない世の中になってきました。

そういう選択をしようとするノーマルなセクシャリティの人が、LGBT当事者の生き方に関心を持っているのかもしれません。

また、戸籍や住民票の制度、民法における旧態依然の親族制度などに疑問を持っている人も多くおられるのではないでしょうか?

友情結婚という切り口から見えるものは、セクシャリティの壁を越えて、現代社会の家族のあり方や戸籍制度について考えさせるものなのかもしれません。

【アルファブロガー・アワード2008の投票はこちら⇒http://alphabloggers.com/nominee_2008/post_6.html

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2009年1月23日 (金)

LGBTサークルの難しさ

あるスポーツを通じて交流を深めていたゲイのサークルがありました。

最初はあるゲイバーの常連さんやスタッフが始めたサークルでしたが、インターネットやSNSを通じて仲間を募り、最大で数十人規模の大きなサークルになりました。

そのうち、母体となっていたゲイバーが閉店したりしましたが、リーダーが代替わりしただけでサークル自体に大きな変化はなく、週末や祝日に集まって活発に活動をしていました。

ある時、サークルのメンバーから、LGBTの権利擁護運動のための活動をしてみないかという提案が持ち上がり、スポーツとは別に、LGBTに関する様々なイベントへのスタッフとしての参加や企画などを小規模ながらも行うようになりました。

時には、LGBTに関するよろず電話相談を企画したり、ゲイ向けのお見合いイベントを行ったり、活動は順調に推移していきました。

そして、ちょうどその頃、この団体をNPO法人化したいという相談がRSNに寄せられました。

NPO法人は普通の法人(会社)と違って、国や都道府県庁から認証を受ける必要があり、手続も煩雑で時間もかかります。

NPO法人としての認証が受けれるように、事業計画や財務計画について綿密な打ち合わせを繰り返し、ようやく所轄庁への認証申請に漕ぎ着けることができる直前に事件は起こりました。

このサークルの中心的人物だった人が、同じサークルの中で恋愛トラブル(三角関係とか四角関係とかいう感じです)を起こしてしまい、それが原因で、サークルの中の人間関係が急にギクシャクしてしまいました。

そして、幹部の脱退が相次ぎ、NPOとしての事業の担い手が不在となってしまいました。

求心力を失ったリーダーは、見る見るうちにサークル活動に対する積極性を失い、やがて連絡さえ取れなくなってしまいました。

サークル自体も事実上の解散となり、残った比較的新しいメンバーが別の団体を立ち上げて、元のサークルは空中分解したのでした。

このサークルは、内部での恋愛を目的としたものではなかったはずですが、恋愛を禁じていたわけでもなく、当然出会いを求めて入会した人も居るだろうし、皆同じセクシャリティなわけだし…

結局、恋愛関係がもつれてしまったからいけないのでしょうね。

純粋にスポーツを楽しもうとか、サークルの権利擁護運動を頑張ろうとか考えていた人には、こういうゴタゴタが興醒めだったようです。

今頃、リーダーはどこで何をして、何をどう考えているのでしょうか?

LGBTの世界は狭い世界なので、一度名前が売れてしまうと、何かしくじれば、その後は居心地が良くないようです。

一生懸命頑張っていた人なんだから、周りも早く許してあげて欲しいと私は願っているのですが。。。

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2009年1月11日 (日)

レズビアン妻の告白

公務員の沙紀さん(仮名・35歳)は、同じ職場で知り合った3歳上のご主人がいます。結婚して2年、官舎で二人暮らしで子供はまだありません。

沙紀さんのご主人は、仕事の都合で定期的に数ヶ月間家を留守にします。

2人の仲はとても良くて、一緒に居れる時は二人でいつも仲良く行動していました。

沙紀さんはご主人のことをとても愛していて大切に想っていました。

しかし、ご主人が家を空ける数ヶ月間の間、彼女の側にはご主人とは別の人がいました。

その人は、沙紀さんの職場の元同僚(後輩)で、沙紀さんとは結婚前から深い関係(同性愛関係)にありました。

結婚を期に、同性愛関係を清算しようと二人は一旦別れましたが、元の鞘に収まるのにそう時間はかかりませんでした。

とは言うものの、ご主人が長期間家を空ける間だけです。

沙紀さんのお相手の女性のことは、ご主人も知っており、共通の友人といったところです。

沙紀さんに言わせると、ご主人への愛情と後輩への愛情は別物で、どちらに偏ることも無く、二人との関係を続けていきたいということでした。

ご主人には秘密の関係でしたが、その秘密を二人の女性が守り続けることができたならば、沙紀さんにとっては最高の環境でした。

沙紀さんは自分のセクシャリティを寛容なレズビアンだと表現していました。

私は結局バイセクシャルなのではないかと思いましたが、沙紀さん自身はバイセクシャルとされることに強い抵抗がありました。

ある日、沙紀さんは珍しくお酒に泥酔して、ご主人に後輩との関係を告白してしまいました。「酒の勢いでつい、いい気になって、、この人なら何でも話せるような気がして、、、そして許してくれるような気がして、、、、」とは本人の後日談です。

ご主人は最初は冗談のように思っていたそうですが、沙紀さんが具体的な証拠を持ち出してまで話をしたので、確信をもつようになってしまいました。

ご主人は、早く子供が欲しいと願っていたので、沙紀さんのレズビアンの告白を聞いて、子供が出来ないのは沙紀さんのセクシャリティのせいではないかと思うようになりました。(これは客観的には、ご主人の勘違いというか認識の間違いです)

沙紀さんは、ご主人にレズビアンであることを告白したと後輩に話しました。

すると後輩は、沙紀さんにご主人と別れて自分と一緒に暮らすように、仕事を辞めるようにと迫るようになりました。

沙紀さんの告白は、沙紀さんが思い描いていたような3人のそれぞれの良い関係を完全に否定する結果となってしまいました。

一方、ご主人は沙紀さんに、後輩との関係を完全に終わらせるように迫りました。

沙紀さんは困り果てて相談を寄せられました。

さて、沙紀さんはどうすれば良いのでしょうか?

沙紀さんは自分にとって都合の良い状況に甘んじて、自分のことを愛してくれていた二人の大切な人間の気持ちを踏みにじっていたのではないでしょうか?

まずは、沙紀さんはこれまでの自分を反省しなくてはなりません。

選択肢としては、①夫を選ぶ ②後輩を選ぶ ③両方から身を引く のいずれかになります。

沙紀さんの本心としては、①~③のどれでもなく、『今まで通り』が理想なんでしょう。そういう態度がアリアリでした。

結局、沙紀さんはご主人と離婚する道を選択し、ご主人もそれに無条件で同意しました。ご主人はどこまでも「良い人」でした。妻の不貞行為を責める事をせずに、長期間家を空ける仕事に対する恨み言を言っていたそうです。

沙紀さんはすぐに後輩の元へ行くことはせずに、とりあえず実家に身を寄せました。沙紀さんの告白は、沙紀さん本人とご主人と後輩の3人(私もいましたね)以外に知られること無く処理されました。

愛憎劇とまではいかず、かなり迅速に、そして淡々と終了した事件でした。

嘘をつかれ続けた方が良かったのか、真実を知った方が良かったのか、何だかモヤモヤしたものが残ったのは、私だけだったようです。

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2009年1月 1日 (木)

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。読者の皆様には、今年もよろしくお願い申し上げます。

レインボーサポートネットの活動を紹介すべく始めたこの『虹色事件簿』も年を跨ぐことができました。

それもこれも読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

今年も出来るだけ多くの記事を書いていこうと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

昨年秋から、隔週でWebマガジンJunkStage『レインボーノート』の記事執筆も始めたので、この虹色事件簿との書き分けをどのようにしようかと色々と考えました。

そこで、虹色事件簿ではLGBT当事者に向けた記事を、レインボーノートでは一般に方に対するLGBT関連の記事を書くことにしました。

いずれにせよ、私がレインボーサポートネットの活動を通じて経験したことや感じたことをできるだけ多く世間に発信していきたいと思います。

そうすることで、少しでもLGBTに対する偏見や誤解が解ければ良いなと思います。

私自身も今年はもっともっとLGBTに関して研究し、行政書士としてどのようなサポートができるのかを考え続けていきたいと思います。

さて、年は明けましたが、世間の景気は悪く、特に雇用問題に関しては大変深刻な状況です。

LGBTの皆さんの中にも、こうした世相に翻弄されている方も多くいらっしゃると思います。

環境や運で幸福が左右される世の中ではなく、努力と優しさで幸福を分かち合える世の中になること心から祈っています。

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