2008年8月12日 (火)

詐欺師にご注意!

暑い日が続きますねsun

開放的なこの季節、新しい出会いを求めて積極的に行動されている方も多いと思います。

皆さんが良い出会いに恵まれることを心から願っています。

さて、そんな気持ちに水を差すような事件が全国的に発生しています。

開放的な気持ちが暴走しないように少しブレーキをかけさせて下さいcoldsweats01

相談や報告があった事例を挙げてみます。

①一夜の出会いを楽しんで朝起きると、ホテルから(自宅やハッテン場の場合も)相手と自分の財布が消えていた。

②交際初期にお金を貸したら間もなくドロン。後に相手のプロフィールなどが全部ウソだったと判明。

③儲け話があるからと出資を迫られ、現金を渡すと相手がドロン。

④ネットで知り合った相手の部屋(相手の待つホテルの部屋の場合も)で一夜を過ごすことになり、そこに行くと、怖い人数人に取り囲まれて、金銭を強奪された上、身分証なども奪われる。

⑤仲良くなった人に悩み相談をするうち、宗教的な話をされた上、宗教的儀式に参加をさせられ、多額のお布施(浄化のための費用や占いの鑑定料という場合も)を支払った。

⑥裏物のビデオを密かに売ってくれるというメールが届き、指示通りに振り込みをしたが、送られてきたビデオには何も写っていなかった。(警察の取締りが厳しいので、次回はちゃんと送りますといって、また振り込みを求めてくるというパターンも。もちろん、永遠に求める内容は送られて来ない)

⑦簡単・短時間・高収入のバイトがあると誘われ、指定される場所に行ったら、違法な内容だった。

⑧屋外のハッテン場で出会いを待っていると、恐喝される。

⑨あなたのせいで性病になった。賠償金を払わなければ個人情報をばらすと脅迫された。

⑩既婚者のゲイを狙った恐喝事件。(秘密を嫁にばらされたくなければ・・・)

と、ざ~と挙げただけでも10種類。

心や行動の隙間を狙った巧妙かつ卑劣な犯行です。

LGBT当事者が警察にLGBTであることを知られるのを嫌がって、通報や告訴をしないだろうと見越した悪質な場合も多くみられます。

実際、泣き寝入りをしている人も多いのではないでしょうか。

もちろん、上記の①~⑩の中には、被害者にも問題があるものが多くあります。

防げた被害も多いのです。

しかし、このような被害にあった場合には、迷わず警察に相談して下さい。

悪質な犯人は、必ず犯行を繰り返します。

被害に遭うような行動を自制する勇気と、被害に対しては毅然とした態度をとる勇気が、こうした詐欺や恐喝の被害を無くしていくものだと考えます。

【告訴状の作成・内容証明郵便の作成などのご相談はレインボサポートネットまで⇒http://rainbow-support.net/

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2008年5月 8日 (木)

出来心のサイドビジネス

ゲイのシンジ君(29歳・仮名)は、関東地方で営業職をしている会社員です。

ある日、シンジ君は、友人からダビングしたゲイビデオをもらいました。このようなダビング物のビデオやDVDのやり取りを友人たちと始めて3年以上にもなるそうです。

シンジ君はふと思いつきました。「ダビングしたゲイビデオをネットで売ったら儲かるのでは?」

行動派のシンジ君はすぐさま行動に移しました。しかも、売れるためにちょっとした工夫をしました。

それは、DVD化して販売していない動画配信の映像を購入し、それをDVDに焼いて販売するという方法です。

ネットオークションなどのサイトを通じて、一見してコピー物の販売とは分からない方法で、なおかつ会員制サイトという敷居もわざわざ設けて、しんじ君なりの偽装工作をやり尽くしてのサイドビジネスです。

売れ行きは好調で、始めて2ヶ月目で、会社の給料を上回る額を稼ぐようになりました。

シンジ君は、いっそのこと、会社を退職してサイドビジネスを本業にして生活しようかとさえ思い始めていました。

そんなこんなでサイドビジネスを始めて4ヶ月ほど経ったある日、しんじ君の元に1通の封書が届きました。

郵便屋さんが届け来たその封書には「内容証明郵便在中」と赤字で書いてあります。

「何だろう?」シンジ君は懸賞にでも当たったのかなと思いながら封を開けました。

『通告書』というタイトルで始まるその文書には、シンジ君が販売していた動画のタイトルや販売方法の詳細などが記載されており、著作権法違反で刑事告訴する旨や数百万円の損害賠償を求める内容が書かれていました。

差出人は、シンジ君が違法コピーをしていたゲイビデオ会社です。

シンジ君は『刑事告訴・損害賠償請求』の文字に頭が真っ白になりました。

すぐさま差出人の会社に連絡を取って謝罪しましたが、時既に遅し・・・。

この時初めて、やってしまった事の重大さに気づいたシンジ君でした。

結局、賠償金を支払って、刑事告訴だけは見送ってもらいましたが、儲けたお金の数倍の賠償金を支払う羽目になりました。

「つい出来心で・・・」シンジ君がビデオ会社にした言い訳です。

詳細は書けませんが、シンジ君はこの事件のために、方々に借金をし、実家からは勘当され、職も失い、現在行方不明です。

昨今、様々なメディアの違法コピーが問題となっていますが、ゲイビデオ業界においてもその対策は積極的に講じられています。

ちょっとした知識と機材があれば、比較的簡単に違法コピーは出来てしまいます。

しかし、その簡便さは、利用する正規のユーザーためにわざと著作権者が設定しているのであり、違法コピーがOKなわけではありません。

『つい出来心で』、では済まされないのです。

著作権侵害ビジネスは、決して割りの良い商売ではありません。安易に突っ走ってしまったシンジ君の二の舞にならないように、絶対に足を踏み入れてはなりません。

『旨い話』のサイドビジネスなんて、ありません!

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2008年3月 7日 (金)

ビデ倫事件の波紋

danger今回の記事は性的な内容を多く含んでいます。大丈夫な方のみ読み進めて下さい。

先日、ビデ倫(日本ビデオ倫理協会)から逮捕者が出たというニュースが駆け巡りました。

以前の記事にも書きましたが、昨年、ビデ倫が警察の捜索を受けたことは知っていましたが、ついに逮捕に至るとは、AV業界にとって大きな衝撃でしょう。

顧問先のゲイAV制作会社でも、この事件についての話題でもちきりでした。

ビデ倫のような映像作品の審査機関は私が承知していた以上に存在するようで、もちろんそのいずれもが業界の自主的な組織です。

そもそも「わいせつ性」の定義が曖昧なわけで、具体的にどういうモザイクをどの範囲までかければ良いのかという線引きを、法的にOKなラインを考慮しながら行うという作業自体が困難なものだと言っても良いでしょう。

「いっその事、役所が審査してくれたらいいのに!」とゲイAV会社社長はおっしゃっていましたが、そもそも憲法上保障されている表現の自由が問題となる分野だけに、安易な公権力の介入は決して許すべきではありません。

しかしながら、明確な線引きがないと、AV業界全体は、たとえ自主的な審査機関を作ったとしても結局のところ手探り状態のまま、わいせつ性の壁に挑み続けなければならない事になります。

今回の事件で今後注目すべきは、起訴され裁判になった場合に、裁判所がどの様な基準を示すかという一点に尽きます。

そして、その基準は、モザイクの技術的側面にまで踏み込んだ内容のものなのか、それとも従来の判例を繰り返す程度の抽象的な表現に止まるものなのかが注目されます。

さて、ゲイAVの場合(男女物のAVでも)、モザイクは薄いもしくは細かいものが主流のようで、アナル(お尻りの穴)にあってはモザイク無しです。

今後の成り行き次第では、アナルにもモザイクが必要になってくるのかもしれませんね。アナルは性器ではないと思いますが、そういう使い方をしている場合には性器と看做されるのでしょうか?判例では、肛門も性器と並列に表記してあるようですが・・・

『わいせつ』とは、判例によれば、「いたずらに性欲を興奮又は刺激させ、かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する」ことだそうですが、判例を私なりの別の言い方で表現すると「理性が働かなくなるほど興奮させ、普通じゃないエロさ」という事になります。

噛み砕いて言えば「すごくエッチな事」ですよね。

だとすれば、AVの存在自体がNGなのでは?

不明確な規制をかけると、かえってアングラな世界が広がって、社会にとって悪影響だと思います。

そもそも「わいせつ物の頒布」をなぜ禁止しているのかという大前提に立ち戻り、国民的議論が必要な時期ではないでしょうか。

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2008年2月20日 (水)

ゲイを狙った詐欺・恐喝事件にご注意!

ある日、太郎さん(30才・仮名)は、出会い系サイトで出会った21才の大学生と関係を持ちました。
お金で割り切った関係です。太郎さんは大学生を自宅に呼んで関係を持ちました。

次の日、太郎さんに昨日会った大学生からメールが届きました。「至急お話したいことがあります。お電話下さい」
切羽詰った様子のメールの内容に、太郎さんは大学生に急いで電話をかけました。

大学生「実は、昨日、帰宅してから体調が悪く、今朝病院に行くと通院治療が必要だと診断されました。原因は昨日の太郎さんとの行為です」

太郎さん「えっ!そ、そうなの? 昨日は大丈夫そうだったけど。。」

大学生「それから、実は僕、17才の高校生なんです。だからお金も無くて、今後の通院の費用がありません。太郎さん、治療費を払ってもらえませんか?」

太郎さん「えっ!高校生?君は大学生だって言ったじゃないか!君の自己責任だよ。自分で何とかしろよ!」

太郎さんは動揺しながらも怒って電話を切りました。
『全く最近のガキはどういう神経してるんだ』太郎さんは内心そう思っていました。
しばらくして太郎さんの携帯が鳴りました。あの大学生からです。

大学生「父親に相談しました。そしたら父が凄く怒って、太郎さんの事を訴えるって言っています。17歳の高校生をお金で買うのは重罪になるって。治療代や慰謝料も請求するって」

太郎さん「えっ!訴える? そ、そんなの困るよ。世間体もあるんだし、そんな勝手なことされたら・・・」

大学生「太郎さんが今日中に誠意を見せてくれたら、父は訴えないと言っています。もし、太郎さんの誠意がなかったら、明日の朝一番に警察に行くそうです」

太郎さん「ちょっと待ってくれ。わかった、わかったよ。金は払う。だから警察には勘弁してくれ。。頼む!」

大学生「では、○○万円を今からいう銀行口座に振り込んで下さい」

太郎さん「はい。。」

太郎さんは言われるままにお金を振り込みました。
しかし、この1回で事は済まず、この後、この大学生やその父と名乗る人物から事あるごとに金銭を要求されたのでした。
困り果てた太郎さんはとうとう警察に相談しました。
その結果、この大学生を名乗る人物は恐喝の常習犯であることが判明し、年齢も成人であることが確認されました。

近年、全国各地でこの様な手口による詐欺・恐喝事件が多発しています。
事件として処理されず、水面下でのやり取りで終わっている件数を考慮すると相当数に上ると思われます。
似たような事件は男女の別、セクシャリティの別を問わず、昔から存在する手口ですが、近年ではゲイの男性を狙っての犯行が多発しています。
インターネットの普及により見知らぬ人と簡単に出会い、肉体関係を持つことが可能な時代になりました。
しかし、この簡便さにつけ込んで、悪事に利用する輩が少なからず存在します。
上記の太郎さんは、見知らぬ相手に、自宅やメールアドレス、携帯番号などの重要な個人情報を漏らしてしまったために、エスカレートした恐喝を受けてしまいました。
太郎さんのゲイとしてのライフスタイルに意見する気はありませんが(思うところはいっぱいあります)、自分の個人情報を守るという点について、認識が甘すぎたと言えます。
世の中、良い出会いばかりとは限りません。大学生に自己責任を説いた太郎さんの言葉がむなしい事件です。

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