2009年7月 9日 (木)

同性間の性的虐待・セクハラ事件

同性間にも性的虐待やセクハラに関する事件が頻発しています。

時折、大々的に報道されるような事件になることもありますが、そういうケースは稀です。

大半が水面下で処理され、あるいは泣き寝入りしてしまうような状況です。

これは異性間の事件であってもそうかもしれませんが、性的な事件については個人のプライバシーを最優先に考えようとする姿勢が関係各所に浸透しているからだと思われます。当事者の恥じらう気持ちが大きいのも事実です。

さて、同性間の性的虐待やセクハラとしてご相談が多いのは、学校や会社といった組織や集団内での出来事です。当事者のパターンとしては、上司と部下・先輩と後輩・同僚など、その関係性はさまざまです。

また、その内容についても、発言によるセクハラから、性的接触を強要されるレベルまで、色々なパターンがあります。

中には家庭内で起きている事件や、社会的な上下関係を利用したような悪質なものもあります。

そして加害者・被害者共にセクシャルマイノリティでないような場合も存在します。

あまりにも悪質な場合は、直ちに警察に相談するようにお勧めしており、場合によってはレインボーサポートネットのスタッフが付き添うこともあります。

犯罪の領域に達するような行為をする性犯罪者は再犯の確率も非常に高く、捕まるまでに多くの被害者を生みだす危険性があります。そのような人間については、一刻も早く司直の手に委ねなくてはなりません。

最近は警察や裁判所も性犯罪の被害者のプライバシーにきちんと配慮するようになりました。専門の相談窓口が開設されているところもあります。

一人で悩まないで、泣き寝入りすることなく、レインボーサポートネットを通じてでも良いですから、ご相談下さい。

また、被害に遭っている児童・生徒の皆さんやそのご家族さま、加害者が同年代であるか否かを問わず、誰にも言えずに悩んでおられるのなら、レインボーサポートネットにご相談下さい。対面相談が可能な相談センターを福岡市中央区に開設しましたので、そちらもご利用頂けます。

レインボーサポートネットは、誰にも話せずに心の傷を一人で負ってしまう被害者の救済に少しでもお役に立てるように、相談業務をより充実させてまいります。

【同性間のセクハラに関するご相談はレインボーサポートネットまで⇒http://rainbow-support.net/

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2009年4月10日 (金)

悪質SNSや詐欺・架空請求にご注意を!!

ゲイやレズビアン用のSNS内で、動画配信サイトやアダルトサイトのバナーをクリックして登録画面に進み、登録をしただけで法外な料金を請求されてしまうという事件が頻発しています。

中には、正規の動画配信サイトの商標権を侵害し、似たような名前やデザインで利用者を騙す手口も報告されています。

法外な料金の請求などの被害にあった場合には、最寄の消費者センターや警察に直ちにご相談下さい。

また、ゲイやレズビアン用のSNSを利用される場合には、SNSの管理者が明示され(会社名・運営責任者名・所在地・連絡先の表示)ていることを確認の上ご利用になって下さい。

悪質なSNSも報告されており、現在、被害に遭った企業・個人により告発の準備が進められています。

SNSは利用料金は発生しないものが大半ですが、その反面として、悪質業者の広告を無条件に掲載したり、個人情報の管理が不十分なサイトが指摘されています。

SNSというシステムを無条件に信用するのは大変危険です。

自分の個人情報は自分の心掛け次第で守れますので、不用意にメールアドレスや電話番号、住所、氏名などの情報を外部に提供しないようにしましょう。

詐欺・脅迫などの被害にあった場合には、一刻も早く最寄の警察に相談して下さい。

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2009年4月 1日 (水)

「顔出し」注意!

4月になり、新生活を始めたという方も多いのではないでしょうか?

さて、春は出会いの季節。でも、良い出会いを求める気持ちを踏みにじるような事件が多発しています。

こうすけ君(20歳・仮名)は、有名なSNSでゲイであることを公開プロフィールに載せていました。

最初は、顔写真は掲載していませんでしたが、日々の日記に横顔とか目から上だけの写真を載せたりしていたところ、「かわいいね」「イケメンだね」という書き込みがあり、嬉しくなって、徐々に顔全体や全身写真を掲載するようになりました。時には、ちょっとしたセクシーショットも載せたり。。

やがて、プロフィールの画像も顔写真を載せるようになりました。

すると、こうすけ君のところを訪れるSNSユーザーが爆発的に増え、SNS上の友達は凄い数になりました。

こうすけ君が日記を書くと、たくさんの書き込みがあり、個別のメッセージも多く寄せられたりして、ちょっとしたネットアイドル状態になりました。

こうすけ君は、こうした状況にとても満足していました。

しかし、ほんのちょっとしたことがきっかけで、SNSで知り合った人とトラブルが発生し、こうすけ君の顔写真や日記に掲載した写真が他のサイトに貼り付けられたり、アダルトサイトで悪用されたり、さらにはそれを見た人から脅迫めいたメッセージが届いたりするようになりました。

こうすけ君は、身の周りに危険を感じるようになり、SNSを退会して一切のデータを消去しました。

しかし、ネット上では未だに、こうすけ君の画像が間違った注釈と共に出回っています。

こうした、こうすけ君の様な事件は後を絶ちません。

個人情報の保護は、まずは自分自身の心構えから始めなければなりません。

ゲイやビアンであるといったセクシャリティに関する情報は、今の日本では多くのLGBT当事者にとって最大限のシークレットであるはずです。

SNSに限らず、LGBT専門の出会い系サイトにおいても、自分の顔写真を載せて「顔出し」することのリスクをよく考えて欲しいと思います。

ゲイやレズビアン向けのポータルサイトもたくさん存在しますが、デザインや内容が充実していても、どこの誰が運営しているのか不明なサイトには要注意です。

運営している会社名や所在地、運営責任者の氏名などが明記されていないような場合には、安易に自分の個人情報を委ねることはおすすめできません。

世の中、『悪い奴』はどこにでも居ます。

運悪く、そういう悪い奴に狙われた時、顔写真などの重要な個人情報を晒してしまっていては、あまりにも不利です。

出会いの季節、十分注意して良い出会いを求めて下さい。

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2009年3月10日 (火)

ウリセンについて

danger今回は性的内容を含む記事です。大丈夫な方だけ読み進めて下さい。

先日、いわゆる『ウリセン』で韓国人が摘発されるという事件が起こりました。

これは、韓国の警察が、日本で同性間の売春行為を斡旋していた自国民の男を逮捕したというものです。

韓国では、同性間の売春斡旋行為についても、異性間のそれと同じように摘発する法律があるようです。犯罪地が外国であっても、自国民の国外犯として罰する規定も存在するようですね。

さて、日本ではどうでしょうか?

現在、日本では『ウリセン』を規制する法律はありません。同性間の売春行為について規制する法律はないのです。(未成年者の場合は除きます)

売春防止法は、異性間の売春について規律しており、同性間の行為を想定していません。

但し、風俗営業法は、アダルトサイトやメディア・グッズ販売に関して、同性愛者向けの物も規制対象にしています。

ウリセンは、「ボーイズマッサージ」と称されることが多いようですが、その実態はマッサージというより、同性間の売春と言っても過言ではないでしょう。

そうした状況から、近い将来、日本でも『ウリセン』に何らかの法規制が及ぶ日が来るように思います。

現実との矛盾を感じる方も多いでしょうが、日本では「性」を売り物にすることは、原則として禁止されているのです。

セクシャリティの問題は、性指向の問題であり、それはセックス産業とは切っても切れない関係にあります。

LGBTの性風俗についても、一般の性風俗と同様の規制が相当なのではないでしょうか。

法律から「漏れている」とか、「想定外」という状況にあるということは、その法律によって守られるべき権利が失われているのだと考えることもできます。

そして、権利には義務が伴うのです。都合の良い主張ばかりでは、誰も相手にしてくれません。

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2009年2月12日 (木)

LGBTと薬物汚染

danger今回は性的な表現がありますので、大丈夫な方のみ読み進めて下さい。

ゲイのカズ君(28歳・仮名)は薬物中毒による症状を緩和するための病院に入院中です。

カズ君は大学入学と同時に田舎から上京し、東京で暮らしはじめて10年になります。

カズ君は東京のゲイシーンを渡り歩くうちに、当時の合法ドラッグ(現在は違法の物です)に出会いました。

当時はアダルトショップなどで簡単に手に入れることができ、周りの友人たちも気軽に使っていたことから、カズ君は日常的にドラッグを服用するようになりました。

やがて、少量では効果が現れなくなり、1度に服用するドラッグの量が増えていきました。

アルコールと一緒にドラッグを服用することもあり、カズ君の体は次第にドラッグに蝕まれていきました。

ドラッグの種類も様々なものを試すようになり、違法な物にまで手を出したこともありました。

依存性のあるドラッグのせいで、精神的にも変調をきたすようになり、カズ君の周りからはドラッグが縁の友達しかいなくなりました。

カズ君の生活はみるみるうちに荒み、大学を留年し、学校に全く行かなくなってしまいました。

ある日、心配した両親が上京して、カズ君の荒んだ生活に気が付きました。

両親は、カズ君の荒んだ生活の原因がドラッグであるということまでは把握できなかったために、精神論的なお説教をみっちりして田舎に帰ってしまいました。

薬物依存になってしまっていたカズ君は、もはや自分ではどうしようもできない状況にまで追いやられてしまっていました。

ある夜、カズ君は、錯乱した状態で暴行事件を起こし、警察沙汰になってしまいました。

これがきっかけとなって、カズ君は薬物中毒と戦うことになりました。

いくつかの病院にかかり、時には改善したり、時にはまた違法ドラッグに手をだしたり、市販約や処方薬のODをしてしまったり、カズ君の戦いは長いものになりました。

そして今ようやく最終段階に至り、今回の入院を終えて、自立した生活を取り戻せば社会復帰も近いと言われています。

カズ君のように、ちょっとした好奇心がきっかけで薬物に走り、そこから抜け出せなくなってしまったという人は非常に沢山います。

クスリをやれば、セックスが気持ちよくなるとか、もやもやした嫌なことを忘れることができるとか、そういう誘い文句が若者の好奇心を煽っています。

一時の快楽があるのは事実かもしれません。でも、それと引き換えに長期間の苦痛が待っているのも事実なのです。

残念なことに、ゲイシーンやビアンシーンは、国内外を問わず、薬物汚染の舞台となりやすい風土があります。

自分を守るのは自分自身です。ドラッグの誘いは、あなたに向けられた凶器だと思って欲しいのです。

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2009年1月23日 (金)

LGBTサークルの難しさ

あるスポーツを通じて交流を深めていたゲイのサークルがありました。

最初はあるゲイバーの常連さんやスタッフが始めたサークルでしたが、インターネットやSNSを通じて仲間を募り、最大で数十人規模の大きなサークルになりました。

そのうち、母体となっていたゲイバーが閉店したりしましたが、リーダーが代替わりしただけでサークル自体に大きな変化はなく、週末や祝日に集まって活発に活動をしていました。

ある時、サークルのメンバーから、LGBTの権利擁護運動のための活動をしてみないかという提案が持ち上がり、スポーツとは別に、LGBTに関する様々なイベントへのスタッフとしての参加や企画などを小規模ながらも行うようになりました。

時には、LGBTに関するよろず電話相談を企画したり、ゲイ向けのお見合いイベントを行ったり、活動は順調に推移していきました。

そして、ちょうどその頃、この団体をNPO法人化したいという相談がRSNに寄せられました。

NPO法人は普通の法人(会社)と違って、国や都道府県庁から認証を受ける必要があり、手続も煩雑で時間もかかります。

NPO法人としての認証が受けれるように、事業計画や財務計画について綿密な打ち合わせを繰り返し、ようやく所轄庁への認証申請に漕ぎ着けることができる直前に事件は起こりました。

このサークルの中心的人物だった人が、同じサークルの中で恋愛トラブル(三角関係とか四角関係とかいう感じです)を起こしてしまい、それが原因で、サークルの中の人間関係が急にギクシャクしてしまいました。

そして、幹部の脱退が相次ぎ、NPOとしての事業の担い手が不在となってしまいました。

求心力を失ったリーダーは、見る見るうちにサークル活動に対する積極性を失い、やがて連絡さえ取れなくなってしまいました。

サークル自体も事実上の解散となり、残った比較的新しいメンバーが別の団体を立ち上げて、元のサークルは空中分解したのでした。

このサークルは、内部での恋愛を目的としたものではなかったはずですが、恋愛を禁じていたわけでもなく、当然出会いを求めて入会した人も居るだろうし、皆同じセクシャリティなわけだし…

結局、恋愛関係がもつれてしまったからいけないのでしょうね。

純粋にスポーツを楽しもうとか、サークルの権利擁護運動を頑張ろうとか考えていた人には、こういうゴタゴタが興醒めだったようです。

今頃、リーダーはどこで何をして、何をどう考えているのでしょうか?

LGBTの世界は狭い世界なので、一度名前が売れてしまうと、何かしくじれば、その後は居心地が良くないようです。

一生懸命頑張っていた人なんだから、周りも早く許してあげて欲しいと私は願っているのですが。。。

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2008年9月 3日 (水)

夫がゲイ!?

結婚して3年目のA子さん(30歳)からのご相談です。

「夫がゲイだということがわかりました。この先どうしたらよいのか、わかりません。教えてください」

詳しくお話を伺うと、A子さんご夫妻にはお子さんは無いものの、肉体関係は恋愛期間中から普通にあるとの事。

あるきっかけから夫が男性とも肉体関係を持っていることが発覚し、大変動揺されているご様子でした。

さて、『夫がゲイ』。ちょっとおかしいですよね。

ゲイとは男性同性愛者を指す言葉です。A子さんご夫妻は友情結婚ではないので、夫がゲイというよりは、夫はバイセクシャルだったと考えるのが正確だと思います。

さて、既婚者のゲイ(バイセクシャル)については、時々問題になります。

今回のA子さんのケースように、配偶者に内緒にしていて、それが後に発覚した場合は、離婚騒動に発展するケースがよくあります。

裁判にまで至ったケースもあり、同性愛であることを隠して結婚した場合には離婚事由になるという判例も出ています。

結局A子さんは、ご主人の性的指向について受け入れることができず、離婚をされました。

A子さんとは逆のケースもあります。妻がビアン(バイセクシャル)というケースです。

結婚前からの性的指向という場合もありますが、中には結婚後に目覚めてしまったというケースもあります。

夫婦の形というのは、それぞれの夫婦の自由なわけで、たとえセクシュアリティに齟齬があったとしても、夫婦でいることを選択する二人も居ます。

一番大切なのは、二人の関係を左右するような重要な事柄を相手に内緒にしないということです。

もし、内緒にするなら、一生内緒にし続ける(絶対発覚しないようにする)覚悟が必要でしょう。しかし、往々にしてバレてしまいますから、やはり最初にきちんと対処しておくことが望ましいでしょう。

既婚者にもセクシュアリティに関する悩みがあるという事実を多くの方に知って欲しいと思います。

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2008年8月12日 (火)

詐欺師にご注意!

暑い日が続きますねsun

開放的なこの季節、新しい出会いを求めて積極的に行動されている方も多いと思います。

皆さんが良い出会いに恵まれることを心から願っています。

さて、そんな気持ちに水を差すような事件が全国的に発生しています。

開放的な気持ちが暴走しないように少しブレーキをかけさせて下さいcoldsweats01

相談や報告があった事例を挙げてみます。

①一夜の出会いを楽しんで朝起きると、ホテルから(自宅やハッテン場の場合も)相手と自分の財布が消えていた。

②交際初期にお金を貸したら間もなくドロン。後に相手のプロフィールなどが全部ウソだったと判明。

③儲け話があるからと出資を迫られ、現金を渡すと相手がドロン。

④ネットで知り合った相手の部屋(相手の待つホテルの部屋の場合も)で一夜を過ごすことになり、そこに行くと、怖い人数人に取り囲まれて、金銭を強奪された上、身分証なども奪われる。

⑤仲良くなった人に悩み相談をするうち、宗教的な話をされた上、宗教的儀式に参加をさせられ、多額のお布施(浄化のための費用や占いの鑑定料という場合も)を支払った。

⑥裏物のビデオを密かに売ってくれるというメールが届き、指示通りに振り込みをしたが、送られてきたビデオには何も写っていなかった。(警察の取締りが厳しいので、次回はちゃんと送りますといって、また振り込みを求めてくるというパターンも。もちろん、永遠に求める内容は送られて来ない)

⑦簡単・短時間・高収入のバイトがあると誘われ、指定される場所に行ったら、違法な内容だった。

⑧屋外のハッテン場で出会いを待っていると、恐喝される。

⑨あなたのせいで性病になった。賠償金を払わなければ個人情報をばらすと脅迫された。

⑩既婚者のゲイを狙った恐喝事件。(秘密を嫁にばらされたくなければ・・・)

と、ざ~と挙げただけでも10種類。

心や行動の隙間を狙った巧妙かつ卑劣な犯行です。

LGBT当事者が警察にLGBTであることを知られるのを嫌がって、通報や告訴をしないだろうと見越した悪質な場合も多くみられます。

実際、泣き寝入りをしている人も多いのではないでしょうか。

もちろん、上記の①~⑩の中には、被害者にも問題があるものが多くあります。

防げた被害も多いのです。

しかし、このような被害にあった場合には、迷わず警察に相談して下さい。

悪質な犯人は、必ず犯行を繰り返します。

被害に遭うような行動を自制する勇気と、被害に対しては毅然とした態度をとる勇気が、こうした詐欺や恐喝の被害を無くしていくものだと考えます。

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2008年5月 8日 (木)

出来心のサイドビジネス

ゲイのシンジ君(29歳・仮名)は、関東地方で営業職をしている会社員です。

ある日、シンジ君は、友人からダビングしたゲイビデオをもらいました。このようなダビング物のビデオやDVDのやり取りを友人たちと始めて3年以上にもなるそうです。

シンジ君はふと思いつきました。「ダビングしたゲイビデオをネットで売ったら儲かるのでは?」

行動派のシンジ君はすぐさま行動に移しました。しかも、売れるためにちょっとした工夫をしました。

それは、DVD化して販売していない動画配信の映像を購入し、それをDVDに焼いて販売するという方法です。

ネットオークションなどのサイトを通じて、一見してコピー物の販売とは分からない方法で、なおかつ会員制サイトという敷居もわざわざ設けて、しんじ君なりの偽装工作をやり尽くしてのサイドビジネスです。

売れ行きは好調で、始めて2ヶ月目で、会社の給料を上回る額を稼ぐようになりました。

シンジ君は、いっそのこと、会社を退職してサイドビジネスを本業にして生活しようかとさえ思い始めていました。

そんなこんなでサイドビジネスを始めて4ヶ月ほど経ったある日、しんじ君の元に1通の封書が届きました。

郵便屋さんが届け来たその封書には「内容証明郵便在中」と赤字で書いてあります。

「何だろう?」シンジ君は懸賞にでも当たったのかなと思いながら封を開けました。

『通告書』というタイトルで始まるその文書には、シンジ君が販売していた動画のタイトルや販売方法の詳細などが記載されており、著作権法違反で刑事告訴する旨や数百万円の損害賠償を求める内容が書かれていました。

差出人は、シンジ君が違法コピーをしていたゲイビデオ会社です。

シンジ君は『刑事告訴・損害賠償請求』の文字に頭が真っ白になりました。

すぐさま差出人の会社に連絡を取って謝罪しましたが、時既に遅し・・・。

この時初めて、やってしまった事の重大さに気づいたシンジ君でした。

結局、賠償金を支払って、刑事告訴だけは見送ってもらいましたが、儲けたお金の数倍の賠償金を支払う羽目になりました。

「つい出来心で・・・」シンジ君がビデオ会社にした言い訳です。

詳細は書けませんが、シンジ君はこの事件のために、方々に借金をし、実家からは勘当され、職も失い、現在行方不明です。

昨今、様々なメディアの違法コピーが問題となっていますが、ゲイビデオ業界においてもその対策は積極的に講じられています。

ちょっとした知識と機材があれば、比較的簡単に違法コピーは出来てしまいます。

しかし、その簡便さは、利用する正規のユーザーためにわざと著作権者が設定しているのであり、違法コピーがOKなわけではありません。

『つい出来心で』、では済まされないのです。

著作権侵害ビジネスは、決して割りの良い商売ではありません。安易に突っ走ってしまったシンジ君の二の舞にならないように、絶対に足を踏み入れてはなりません。

『旨い話』のサイドビジネスなんて、ありません!

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2008年3月 7日 (金)

ビデ倫事件の波紋

danger今回の記事は性的な内容を多く含んでいます。大丈夫な方のみ読み進めて下さい。

先日、ビデ倫(日本ビデオ倫理協会)から逮捕者が出たというニュースが駆け巡りました。

以前の記事にも書きましたが、昨年、ビデ倫が警察の捜索を受けたことは知っていましたが、ついに逮捕に至るとは、AV業界にとって大きな衝撃でしょう。

顧問先のゲイAV制作会社でも、この事件についての話題でもちきりでした。

ビデ倫のような映像作品の審査機関は私が承知していた以上に存在するようで、もちろんそのいずれもが業界の自主的な組織です。

そもそも「わいせつ性」の定義が曖昧なわけで、具体的にどういうモザイクをどの範囲までかければ良いのかという線引きを、法的にOKなラインを考慮しながら行うという作業自体が困難なものだと言っても良いでしょう。

「いっその事、役所が審査してくれたらいいのに!」とゲイAV会社社長はおっしゃっていましたが、そもそも憲法上保障されている表現の自由が問題となる分野だけに、安易な公権力の介入は決して許すべきではありません。

しかしながら、明確な線引きがないと、AV業界全体は、たとえ自主的な審査機関を作ったとしても結局のところ手探り状態のまま、わいせつ性の壁に挑み続けなければならない事になります。

今回の事件で今後注目すべきは、起訴され裁判になった場合に、裁判所がどの様な基準を示すかという一点に尽きます。

そして、その基準は、モザイクの技術的側面にまで踏み込んだ内容のものなのか、それとも従来の判例を繰り返す程度の抽象的な表現に止まるものなのかが注目されます。

さて、ゲイAVの場合(男女物のAVでも)、モザイクは薄いもしくは細かいものが主流のようで、アナル(お尻りの穴)にあってはモザイク無しです。

今後の成り行き次第では、アナルにもモザイクが必要になってくるのかもしれませんね。アナルは性器ではないと思いますが、そういう使い方をしている場合には性器と看做されるのでしょうか?判例では、肛門も性器と並列に表記してあるようですが・・・

『わいせつ』とは、判例によれば、「いたずらに性欲を興奮又は刺激させ、かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する」ことだそうですが、判例を私なりの別の言い方で表現すると「理性が働かなくなるほど興奮させ、普通じゃないエロさ」という事になります。

噛み砕いて言えば「すごくエッチな事」ですよね。

だとすれば、AVの存在自体がNGなのでは?

不明確な規制をかけると、かえってアングラな世界が広がって、社会にとって悪影響だと思います。

そもそも「わいせつ物の頒布」をなぜ禁止しているのかという大前提に立ち戻り、国民的議論が必要な時期ではないでしょうか。

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2008年2月20日 (水)

ゲイを狙った詐欺・恐喝事件にご注意!

ある日、太郎さん(30才・仮名)は、出会い系サイトで出会った21才の大学生と関係を持ちました。
お金で割り切った関係です。太郎さんは大学生を自宅に呼んで関係を持ちました。

次の日、太郎さんに昨日会った大学生からメールが届きました。「至急お話したいことがあります。お電話下さい」
切羽詰った様子のメールの内容に、太郎さんは大学生に急いで電話をかけました。

大学生「実は、昨日、帰宅してから体調が悪く、今朝病院に行くと通院治療が必要だと診断されました。原因は昨日の太郎さんとの行為です」

太郎さん「えっ!そ、そうなの? 昨日は大丈夫そうだったけど。。」

大学生「それから、実は僕、17才の高校生なんです。だからお金も無くて、今後の通院の費用がありません。太郎さん、治療費を払ってもらえませんか?」

太郎さん「えっ!高校生?君は大学生だって言ったじゃないか!君の自己責任だよ。自分で何とかしろよ!」

太郎さんは動揺しながらも怒って電話を切りました。
『全く最近のガキはどういう神経してるんだ』太郎さんは内心そう思っていました。
しばらくして太郎さんの携帯が鳴りました。あの大学生からです。

大学生「父親に相談しました。そしたら父が凄く怒って、太郎さんの事を訴えるって言っています。17歳の高校生をお金で買うのは重罪になるって。治療代や慰謝料も請求するって」

太郎さん「えっ!訴える? そ、そんなの困るよ。世間体もあるんだし、そんな勝手なことされたら・・・」

大学生「太郎さんが今日中に誠意を見せてくれたら、父は訴えないと言っています。もし、太郎さんの誠意がなかったら、明日の朝一番に警察に行くそうです」

太郎さん「ちょっと待ってくれ。わかった、わかったよ。金は払う。だから警察には勘弁してくれ。。頼む!」

大学生「では、○○万円を今からいう銀行口座に振り込んで下さい」

太郎さん「はい。。」

太郎さんは言われるままにお金を振り込みました。
しかし、この1回で事は済まず、この後、この大学生やその父と名乗る人物から事あるごとに金銭を要求されたのでした。
困り果てた太郎さんはとうとう警察に相談しました。
その結果、この大学生を名乗る人物は恐喝の常習犯であることが判明し、年齢も成人であることが確認されました。

近年、全国各地でこの様な手口による詐欺・恐喝事件が多発しています。
事件として処理されず、水面下でのやり取りで終わっている件数を考慮すると相当数に上ると思われます。
似たような事件は男女の別、セクシャリティの別を問わず、昔から存在する手口ですが、近年ではゲイの男性を狙っての犯行が多発しています。
インターネットの普及により見知らぬ人と簡単に出会い、肉体関係を持つことが可能な時代になりました。
しかし、この簡便さにつけ込んで、悪事に利用する輩が少なからず存在します。
上記の太郎さんは、見知らぬ相手に、自宅やメールアドレス、携帯番号などの重要な個人情報を漏らしてしまったために、エスカレートした恐喝を受けてしまいました。
太郎さんのゲイとしてのライフスタイルに意見する気はありませんが(思うところはいっぱいあります)、自分の個人情報を守るという点について、認識が甘すぎたと言えます。
世の中、良い出会いばかりとは限りません。大学生に自己責任を説いた太郎さんの言葉がむなしい事件です。

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